2011年1月13日木曜日

せっかくの善意もやり方を間違えば、台無しに・・・

タイガー運動広がる中、「山下清」も登場

 児童養護施設などに匿名で寄付を行う「タイガーマスク運動」が全国に広がる中、
福岡県飯塚市に12日、「裸の大将」で知られる画家山下清を名乗る寄付者が現れた。
福岡県警飯塚署に50代の男性が現金10万円入りの封筒を拾得物として届けたが、
その後、男性本人の寄付と判明し、同署は封筒を返還した。
その後の男性の足どりは分かっていない。
匿名寄付はこの日までに47都道府県で290件以上に拡大。
ランドセルだけで350個以上に上り、現金も1000万円を超えた。

「やましたきよし」が現れたのは12日午前7時10分ごろだった。
飯塚市在住の男性が飯塚署に「警察署前の歩道で拾った」と、拾得物として封筒を届けた。表には「いいづかけいさつしょのみなさんへ」、裏には「てんさいほうろうがか やましたきよし」と書かれていたという。封筒の中には現金10万円と「県内の児童施設などに色鉛筆やノートなど必要なものを買ってあげてください」との手紙も入っていた。

同署員が、拾得物として扱うことになれば遺失物法によって持ち主が現れるまで3カ月保管することになるなど、落とし物の手続きを説明。スムーズに児童養護施設に寄付できないことが分かったからか、男性は「自分の寄付です」とネタばらし。この男性が「やましたきよし」だったことが判明した。同署では、男性に好きな施設に寄付してもらうために、「拾得物」を返還。男性はお金を持って、同署を後にしたという。

同署幹部は「拾得物になり、3カ月持ち主が現れなければ県の財産になってしまう。せっかくの善意はしっかり手渡してほしい」と話す。
しかし、「やましたきよし」だけに自由に放浪しているのか、その後の足どりは分かっていない。飯塚市役所の児童育成課によると、同市内には身寄りのない子どもが生活する児童養護施設はなく、市役所の担当部署に寄付先などの問い合わせなどもないという。同市を含めた周辺地域の身寄りのない児童は、となりの嘉麻市にある児童養護施設「嘉麻学園」で生活している。嘉麻学園では男子3人、女子2人の計5人が小学校の新入学を控えているが、「やましたきよし」は現れていないという。


せっかくの善意もやり方を間違えば、台無しになってしまう。
上記のような例ならまだしも、善意から他人の求めに応じて無資格者が税理士の業務や医療行為にあたる業務を行ったりした結果、法律に違反して逆に迷惑をかけてしまうこともある。


せっかくの善意を無にしないために、ボランティアでも仕事上のサービスでもしっかりと決まりを調べ、それを守った行動をしていこうと思った。