JR大阪三越伊勢丹、独自売り場3割に 店舗内容を発表
- 2011/2/22 23:33
三越伊勢丹ホールディングスと西日本旅客鉄道(JR西日本)は22日、5月4日に開業する「JR大阪三越伊勢丹」(大阪市)の店舗内容を発表した。社員が品ぞろえする自主編集型の独自売り場を全体の3割と、一般的な百貨店に比べ2倍にする。伊勢丹が得意なファッションと三越が強い美術関連などの商品力を組み合わせ、広域からの集客を目指す。
両社が共同出資するジェイアール西日本伊勢丹(京都市)が運営する。JR大阪駅の隣接ビルで売り場面積は約5万平方メートル。初年度に550億円の売上高を見込む。
婦人衣料雑貨を集めた「イセタンガール」「リ・スタイル」、紳士向けの「イセタンメンズ」など伊勢丹新宿本店(東京・新宿)で人気の独自売り場を導入するほか、三越で人気の和菓子や着物売り場も取り込む。
大阪市内では百貨店の増床や開業が相次ぎ、総売り場面積は2014年には現在より4割強増える見通し。JR大阪三越伊勢丹は梅田地区で阪急阪神百貨店の両本店、大丸梅田店に次ぐ4番目の規模で、ブランド数より生活場面に応じた見せ方で独自性を出す。