幼稚園が減っていく 保育園のニーズ大きく
幼稚園が減っていく 保育園のニーズ大きく
2011/1/31 11:00 情報元 日本経済新聞 電子版
幼稚園が減っている。この10年に統廃合などで姿を消した幼稚園は1000園を超える。子どもが減り、保育園を選ぶ保護者が増えているためだ。国は幼稚園と保育園の垣根をなくす幼保一体化の議論を進めてきたが、現状の幼稚園制度も維持する意向をこのほど示した。ただ少子化の逆風下で生き残る道は険しい。
幼稚園→文部科学省 学校教育法 幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長すること(学校教育法第77条)
保育園→厚生労働省 児童福祉法 日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること(児童福祉法第39条)
自体が2つあるのがややこしいですね。
調べると幼稚園と保育園では、設立の目的が異なっており、利用方法も異なります。
幼稚園の根拠法令は学校教育法であり、「幼児の心身の発達を助長すること」を目的としています。これに対し、保育園(所)の根拠法令は児童福祉法であり、「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること」を目的としています。つまり幼稚園は未就学児(3~5歳) の教育を行う場、保育園は保護者に代わって乳児又は幼児を保育する場、ということになります。
幼稚園の場合
- 入所対象 満3歳から小学校就学の始期に達するまでの幼児
- 一日の教育・保育時間 4時間(標準)(幼稚園教育要領)
- 一学級当たり幼児数及び一教員(保母)当たり幼児数
保育園(所)の場合
- 入所対象 乳児(1歳未満)から幼児(未就学児)
- 一日の教育・保育時間 8時間(原則)、最長11時間、延長12時間まで
- 一学級当たり幼児数及び一教員(保母)当たり幼児数
一保育士当たり乳幼児数/児童福祉施設最低基準:1才未満3人、1歳~3歳未満児6人、3歳~4歳未満児20人、4歳以上児30人
これこそ二重行政なのか・・・少子化の時代に、まとめた方がいいと思いますね~W