2011年8月1日月曜日

モノの言い方で損をしないためのポイント

モノの言い方で損をしないための3つのポイント

知らずに損をしているモノの言い方について、『えっ、ボクがやるんですか? ―部下に教えたい、社会人のものの言い方100―』の著者で、フレックスコミュニケーション代表の播摩早苗さんにお話を伺った。

「R25世代が使ってしまいがちな、損をするモノの言い方は3つ。1つ目は“上下関係をわきまえないモノの言い方”。例えば、上司に仕事を教えてもらったときに『なるほど』や『たしかに』などと相槌をうってしまう。これは、上司からしたら対等目線で話されているような印象を受けるので、避けるべきです。上司は敬い、常に『ありがとうございます』という気持ちで接しましょう」

「2つ目は、仕事でミスしたときなどに言いがちな『教えてもらっていませんから』などの“責任逃れに感じられる言い方”です。ビジネスの現場では、他人のせいにするような物言いは原則NG。あと、取引先での『この業務はまだ、経験が浅いもので…』といった発言。謙虚なようですが、捉え方によっては経験不足を言い訳にしているようにも聞こえます。お客様にとっては、たとえアナタが若手だろうが、担当者であることには変わりありません。アナタが自らの能力不足を認めてしまえば『そんな担当を寄越すなんて失礼な会社だ』とお客様は思うでしょう」

「3つ目は“間違った敬語や若者ことば”です。ある営業マンの話だと、部下の営業に同行した際、彼が取引先のことをずっと『御社さま』と呼んでいて、恥をかいたとか。また『ご予算のほうお聞かせください』のような『~のほう』といった不要語を使っている場面もよく見られます。“若者ことば”は未成熟な印象を与え、マイナス評価につながります。世代や価値観の違う人たちと上手くやっていくためには、正しい言葉づかいを心がけましょう」
R25webより引用