扇子がまだ売れる 大阪の百貨店 異例の長期展開
秋物の衣料・雑貨主体に展開している大阪市内の百貨店で、まだ扇子の売り場がみられる。例年なら8月下旬にほぼ撤収されるが、今年は関西電力などによる節電要請もあり、冷房に頼らない涼しさを求める買い物客に応え、9月上旬まで売り場を設ける店もある。
阪急百貨店梅田本店メンズ館(大阪市北区)の扇子売り場では、4月上旬~今月24日の紳士物の売り上げが前年同期比40%増で5千~6千円前後のものに人気が集まっている。最近も連日10~20本が売れており、「買い替えや買い増しの需要が見込める」(担当者)として売り場を9月6日まで展開することを決めた。
大丸心斎橋店(同市中央区)でも女性物の売り場を9月13日まで設置。紳士物は8月までだが、「買い物客から聞かれたら、倉庫から出して販売する」という。高島屋大阪店(同区)も9月1日まで売り場を設ける。
産経ニュースより引用