全日空機、あわや大惨事の背面飛行
全日本空輸(ANA)が、あわや大惨事となりかねないトラブルを起こしていたことが9月28日わかった。調査から、単純な人的ミスが最高度な技術を無意味にしてしまう事態があり得るということが浮き彫りになった。
国土交通省の運輸安全委員会によると、那覇から羽田に向かっていた同社のボーイング737型機は、左に130度以上傾き、30秒間で約1900メートル低下。乗客乗員117人のうち、客室乗務員2人が軽いけが、乗客6人が首の痛みなどを訴えた。
ANAによると、トイレから戻った機長を操縦室に入れようとした副操縦士(38)が、ドアを開けるボタンと間違えて垂直尾翼の方向舵のボタンを押したもよう。
ウォールストリートジャーナル日本語版より引用