2011年11月26日土曜日

広がれ「介護中」マーク、海老名市が導入

広がれ「介護中」マーク、海老名市が導入

海老名市が県内の自治体で初めて導入した「介護中マーク」が好評だ。きっかけは妻を介護している市内在住の男性(72)からの要望で、短期間で実現した。
マークは、認知症の高齢者らに付き添う人が介護中であると周囲に知らせるもの。ネームプレートに入れ、首から下げて使う。

元教諭のこの男性はつらい体験を明かす。認知症の妻と外食などをした場合、トイレにも付き添わないといけない。「一緒に女子トイレに入って、中にいる女性の驚いた顔や不審の目を見ると、驚かれると分かっていてもつらい」。女性物の下着を買いに行くときにも、人目が気になったという。
男性はさっそくマークを下げて妻と外食した。「トイレでカードを示して説明したら、個室に入ろうとしていた女性が順番を譲ってくれた」と振り返る。「どれだけ救われたか分からない」
カナコロより引用