2011年6月29日水曜日

熱中症、甘く見るな…暑さに強い体作りを

熱中症、甘く見るな…暑さに強い体作りを

節電しながらも熱中症を防ごうと、日本生気象学会は5月、緊急提言を発表した。
目玉は、暑さに強い体作り。その具体策として、信州大教授の能勢博さん(スポーツ医科学)は「インターバル速歩」を提唱する。高齢者や体力に自信のない人でも手軽にできるからだ。
速歩きとゆっくり歩きを3分ごとに繰り返す。速歩きは、しばらくすると汗ばむのが目安。これを30分間行う。夏本番の前に週3日実施する。気温が30度を超す日もある6月は朝夕の涼しい時間がよい。
能勢さんは2001年から、インターバル速歩に関する調査を40~80歳代の男女約5000人に実施。その結果、高齢者だと2~4週間で汗をかきやすくなるなど体温を調節する機能が改善することがわかったという。
能勢さんは「30分以内に牛乳やヨーグルトを取ると効果がアップする」と話す。これらに含まれる糖分やたんぱく質が、血液中の水分量を増加させ、体温調節機能が改善するからだ。
緊急提言の掲げる冷却グッズも活用したい。手軽なのは水にぬらしたバンダナやスカーフ。動脈の通っている首にまくと、全身の血液を冷やすのに効果的だ。
読売新聞より引用


節電が求められる今年の夏は今まで以上に熱中症への注意が必要。エアコンの使用を控えるなら、しっかりと水分を摂取し、前もって上記のような暑さに強くなる体作りをしておく。
これは熱中症のような健康上のトラブルだけでなく、仕事上のトラブルも一緒で、トラブルが起こってから慌てるのではなく、それを防ぐための準備、すなわち予防をしておくことがなにより大切。