2011年12月30日金曜日

進みて名を求めず、退きて罪を避さけず、

  進みて名を求めず、退きて罪を避さけず、
唯(た)だ民を是(こ)れ保(やす)んじて、
主(しゅ)に利(り)あるは、国の宝なり。

【訳】
出仕昇進しても名誉を求めず、
役職を退いても責任を回避しない。
ただ国民の幸せと平和な生活だけを考え、
その指導者である殿様のお役に立つことだけを
考えるような武士は、国家の宝である。

『吉田松陰一日一語』より