2012年6月21日木曜日

「お願い」をする時はクッション言葉+伺う形で心配りを添える

「お願い」をする時はクッション言葉+伺う形で心配りを添える

「依頼表現」は、伺いを立てる言い方にすると角が立たない。人に何かをお願いするということは、それがわずかな時間でも相手に手間ひまをかけさせることになります。そのため『お手数をおかけしますが』という気持ちを込めた表現を付け加えることが大切。

例えば取引先に行く上司に、書類の受け渡しを頼みたい場合、「これ、渡しておいてください」では尊大な言い方。「渡していただけますか」「お渡しいただけるとありがたいのですが」といった伺う形にすると、失礼にならない。
また、「恐れ入りますが」などのクッション言葉を覚えておくと便利だ。「ご面倒をおかけしますが、お渡しいただけますか」と一言添えるだけで、相手の都合も考えた上で依頼していることが伝わり、表現がぐっとソフトになる。

婉曲にものを言うには「相手のせいではない」ことを、暗に含ませる方法もある。電話口で相手の声が聞き取れない場合「お電話が遠いようなのですが」という言い方が定番だが、「周りが騒がしいものですから」と一言加えるだけで、「こちら側の状況のせいで、あなたに非はない」というニュアンスがにじむ。

日経ウーマンオンラインより引用