2011年3月3日木曜日

「日本よい国」 松下幸之助

3月に入ってだんだん暖かくなり

季節を感じれるようになってきた。

やはり日本はよい国ですね。
こういう季節を感じるときには松下幸之助さんの言葉を思いだ



日本よい国」 松下幸之助

花が散って、若葉が萌えて、目のさめるような緑の山野に、
目のさめるような青空がつづいている。
身軽な装いに、薫風が心地よく吹きぬけ、かわいい子供の喜びの声の彼方に、
鯉のぼりがハタハタと泳いでいる。

五月である。初夏である。
そして、この季節にもまた、日本の自然のよさが生き生きと脈うっている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本はよい国である。

自然だけではない。風土だけではない。長い歴史に育まれた
数多くの精神的遺産がある。
その上に、天与のすぐれた国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。

日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない
だから、この国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあっても、そのよさを知らなければ、それは無きに等しい。

もう一度この国のよさを見直してみたい。
そして、
日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。