結婚チャンス、経済圏に比例?
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- 2011/1/4付 日経新聞
先進国で最も早く少子高齢化が進む日本。厚生労働省によると、
1000人の男女の集団のうち何組が結婚するかを表す「婚姻率」は上位に
人口が集中する都市部が並ぶ一方、地方都市の低迷が目立つ。トップ3は東京都(7.2)、沖縄県(6.5)、愛知県(6.3)。東京と愛知は経済圏が大きく、周辺の地域からの人口流入が続く。沖縄は0~14歳の年少人口の占める割合も17.7%とトップ。人口と若者の多さが効いているようだ。
1000人の男女の集団のうち何組が結婚するかを表す「婚姻率」は上位に
人口が集中する都市部が並ぶ一方、地方都市の低迷が目立つ。トップ3は東京都(7.2)、沖縄県(6.5)、愛知県(6.3)。東京と愛知は経済圏が大きく、周辺の地域からの人口流入が続く。沖縄は0~14歳の年少人口の占める割合も17.7%とトップ。人口と若者の多さが効いているようだ。
下位は秋田県(4.0)、高知県(4.3)、岩手県、青森県(ともに4.4)が続いた。全国平均の5.6に比べても低い。いずれも人口流出に悩む地方だ。
特に秋田県は10年連続で最下位という不名誉な記録を継続中。こうした状況に危機感を抱く県は昨年、結婚を求める男女を対象に「あきた結婚支援センター」を開設した。地域ぐるみで出会いの場を提供するネットワーク作りに取り組んでいる。
婚姻率が最高の東京都だが、女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.12と最下位。保育所の増設や出産・育児関連手当の拡充が課題だ。
